オーパーツをご存知だろうか?
オーパーツとは、その時代にあることが不自然なものや、その時代の技術では製造が困難なもののことである。
今回は、そんな謎とロマンに満ちたオーパーツを5つ紹介しようと思う。
1.クリスタル・スカル

クリスタル・スカル(水晶髑髏)とは、考古遺物として発見されたとされる水晶製の頭蓋骨模型。
下側から光を当てると、目のくぼみに光が集中するような細工が施されているものもあるそうだ。
一般的にはヘッジス・スカルのことを指すことが多いが、他にブリティッシュ・スカル、パリス・スカルなどがある。
2.ピリ・レイスの地図

ピリ・レイスの地図(ピーリー・レイースの地図)は、オスマン帝国の海軍軍人ピーリー・レイースによって作成された世界地図。
作成された世界地図は2つ。
現存するのはそのうち1つで、1513年に描かれたとされる。
1513年当時は発見されていないはずの南極大陸の輪郭が完璧に描かれている点や、地形の歪み方が正距離方位図法によく似ている点からオーパーツではないかともいわれている。
3.アンティキティラ島の機械

アンティキティラ島の機械は、アンティキティラ島近海の沈没船から発見された歯車式機械。
古代ギリシア時代のもので、天体の運行を計算するために作られたと考えられている。
あまりに精巧な作りであるため、「世界最古のアナログコンピューター」と呼ばれることもある。
アンティキティラ島の機械の内部X線写真

多くの歯車が組み合わさって構成されているのがよくわかる。
約2100年前に作られたとは思えないほどよくできている。
4.エメラルド・タブレット

エメラルド・タブレットは、12世紀以降のヨーロッパに出現した、ヘルメスに帰せられた諸文書のうち特に有名な短いテクストを指す。
エメラルドの板に錬金術の基本的な思想から、奥義に至るまで記されているといわれている。
また、1925年にメキシコ、ユカタン半島のピラミッド内でエメラルド・タブレットが複数枚発見されたという記録が残っている。
その後、ミュリエリ・ドリールという人物が全てを写しとって翻訳した後ピラミッド内に戻されたという。
5.ピラミッド・アイ・タブレット

ピラミッド・アイ・タブレットとは、エクアドルのラ・マナで発見されたとされる石造のオーパーツである。
ピラミッド・アイ・タブレットは個人が所有しているもので、2001年にウィーンで行われた展覧会「未解明の謎展」で初めて一般に公開された。
また、ピラミッド・アイ・タブレットの底面に刻まれたオリオン座の横には「創造主の息子がやってくる」と書かれているとクルト・シルトマン教授が解読した。
ピラミッド・アイ・タブレットにブラックライトをあてた写真

暗闇でブラックライトをあてるとピラミッド上部のプロビデンスの目や段の模様が光るようになっている。
いつ、誰が何のために作ったかなどはわかっていない。