世の中には、私たちの心を魅了する美しい絵画がたくさんある。
しかし、中には呪われた絵画と呼ばれる不気味な絵画も数多く存在する。
今回は、そんな本当に呪われているかもしれない不気味な絵画を5つ紹介しようと思う。
1.彼を拒む手

2000年にオークションサイトeBayに出品され、「eBayの呪われた絵」と呼ばれるようになった。
所有者が絵から抜け出る少年の姿や、人形に生命が宿る瞬間をカメラで捉えたという。
画廊オーナーや最初に絵画を批評した人物が亡くなったとの噂も存在する。
2.泣く少年

「泣く少年」は1911年にジョバンニ・ブラゴリンによって描かれた。
後に人気の作品となり、多くの複製画が出回る。
しかし、複製画を所有していた人の家で次々と火災が発生したため、絵の少年の呪いにより絵を持つと家が火事になると怖れられるようになった。
また、火災にあった家はどこも完全に焼き崩れていたのに、絵画だけは常に無傷のまま残されていたそうだ。
3.死せる母

「叫び」で有名なムンクの作品。
ムンクがが5歳の時に結核で亡くなった母親の死からインスピレーションを受けてこの絵を描いたという。
少女の目が動いたり、母のベッドのシーツから衣摺れが聞こえるとの噂がある。
4.苦悶する男

作者が自らの血液を絵の具と混ぜて描きあげた作品。
絵の完成後に作者は自殺してしまった。
作者の孫にあたるショーン・ロビンソンの祖母が所有していたが、邪悪だからという理由で隠されていた。
彼女の死後、絵はロビンソンの所有となった。
しかし、絵から奇妙な叫び声がしたり、ポルターガイストなどの超常現象に見舞われるようになった。
現在、オリジナルの絵はロビンソンしか知らない場所に封印されているという。
5.無題

ズジスワフ・ベクシンスキーによって描かれた作品。
その暗く独特な世界観から「終焉の画家」とも呼ばれ、今でも多くのファンがいるようだ。
ベクシンスキーは作品に理論づけされたり、詮索されたりすることを嫌っていた。
そのため、彼の描いた作品には一切題名がつけられていない。
ポーランドのチェンストホヴァにはベクシンスキー美術館があり、ベクシンスキーの作品を実際に見ることができる。